国立国際美術館のコレクション展で大阪中之島美術館所蔵の田中敦子による素描8点を展示中
概要
大阪・中之島の国立国際美術館で、コレクション展「開館50周年記念プレ企画 コレクション1:私/行為」が開催中である。会期は11月3日まで。
本展は同館と大阪中之島美術館による連携事業「コレナカ(Collections in Nakanoshima NMAO–NAKKA)」の第1弾として実施されており、中之島エリアの文化的魅力の向上と地域活性化を目指している。
田中敦子(1932〜2005)は大阪市生まれの戦後日本を代表する作家で、55年から「具体美術協会」に参加し主要メンバーとして活躍した。電球や管球、それらをつなぐコードから着想を得た独自の表現を確立し、国際的にも高く評価されている。代表作には《電気服》(1956/再制作1986)や《地獄門》(1965〜69)などがある。
本展では、ポール・セザンヌから1960年代半ばまでに制作された約140点が紹介されており、田中の作品は戦後美術に足跡を残した女性作家を特集する最終章に展示されている。同館所蔵の《地獄門》および大辻清司が撮影した《電気服》の写真に加え、大阪中之島美術館が所蔵する素描8点が公開され、両館のコレクションを組み合わせることで作家の思考や制作プロセスを立体的に浮かび上がらせている。
(出典:美術手帖)