企画展「井手康人展-共鳴する祈り」
概要
日本画家の井手康人(1962年生まれ、北九州市出身)は、バリ島の伝統文化や宗教をモチーフに独自の幻想的な世界観を描くことで知られる。彼は東京藝術大学で平山郁夫の研究室に学び、1990年に日本美術院再興第75回院展で初入選を果たした後、1994年にバリ島を訪れて文化に魅了され、長年にわたり現地での取材を続けて鮮やかな色彩で女性や動植物を描く作風を確立した。本展では、再興院展で受賞した数々の作品や大作、そして近年の富士山シリーズを含む28点が一堂に展示される。また、作家のライフワークである教育普及活動の一環として、北茨城市内の小学校で行った出前授業の成果も展示され、美術教育関連のイベントも開催される。この展覧会は、井手康人の日本画制作と教育普及という二つの側面から迫るものであり、作家にとって過去最大規模の個展となる。
(出典:美術展ナビ)