なぜ東博はいま、レストランを刷新するのか? 「鑑賞の余韻」を食で味わう新空間を訪ねて|Page 4
概要
東京国立博物館は「東京国立博物館2038ビジョン」の一環として、3店舗のレストランを刷新しました。総務部付部長兼総務課長の尾野浩康氏は、来館者の多様化するニーズや博物館への期待の変化を踏まえ、世界の人々にも喜んでもらえる博物館を目指し、大胆なリニューアルを実施したと説明しています。特に法隆寺宝物館の「鮨会席 おく乃」は、高級路線のレストランで、日本の歴史や文化を五感で体験できる場として、訪日客を含む来館者が日本の食文化を通じて優雅な時間を過ごせるラグジュアリーな空間を提供します。レストランは「付属物」ではなく、鑑賞体験と強く結びついており、江戸時代の展示に合わせた特別料理の提供など、何らかの「驚き」を体験してもらうことを目指しています。また、小さなお子様から若い世代までが博物館に親しめるよう、カフェの雰囲気を活かした気軽な来館を促し、館全体の環境整備を通じて、より来やすい場所を目指しています。
(出典:美術手帖)