川口市立美術館の開館記念展に蜷川実花。「はじまりの光」で創作の原点をたどる
概要
埼玉県川口市に新たに開館する川口市立美術館の開館記念特別展として、写真家・映画監督・現代美術家の蜷川実花展「はじまりの光」が9月12日から開催される。本展は、蜷川が幼少期を過ごした川口市を舞台とし、近年のインスタレーション活動とは異なり、創作の出発点である「写真」を軸に映像や家族の記憶を織り交ぜた作品群を展示する。川口市は蜷川の父で演出家の蜷川幸雄の出身地であり、幼少期の記憶や「おかめ市」などの風景が、彼女の現実と虚構が入り混じる表現世界の原点となっている。展示は2つの章に分かれ、第1章では初公開となる新作を含む写真作品を紹介。中心となるのは、デビュー作であり約30年にわたり撮り続けられているモノクロのセルフポートレイト「Self-image」だ。また、父・蜷川幸雄の死を記録したシリーズ「うつくしい日々」も出品され、死と向き合う日々の風景や光に満ちた日常の瞬間が描かれる。
(出典:美術手帖)